関節穿刺

関節穿刺は、針を用いて関節を穿刺する処置です。関節穿刺が正しく行われ、関節内に液貯留がある場合は、検査のために液を採取できる場合があります。関節液検査は、液貯留の原因を特定する最も正確な方法であり、1つ以上の関節に著しい液貯留があり、その原因が不明なすべての症例に適応となります。

禁忌

穿刺予定部位に感染症やその他の皮膚発疹がある場合は、この処置は禁忌となります。

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実施方法

関節穿刺は無菌条件下で行われます。実施前に、サンプルを入れる容器を準備する必要があります。局所麻酔はリドカインまたはジフルオロエタンスプレーを用いて行います。神経、動脈、静脈は通常関節の屈筋側に存在するため、これらの損傷を避けるため、多くの関節の穿刺は反対側（伸筋側）から行います。ほとんどの関節の穿刺には0.9 mmの針を使用し、これにより最大限の量の液体が除去されます。この処置を正しく実施するためには、いくつかの解剖学的指標が必要です。

手指節関節、中足指節関節、指節間関節の穿刺は同様に行います。直径 0.8 または 0.7 mm の針を使用し、腱の両側の背面から穿刺を行います。