今年はダニが大量発生している。

ほんの2、3年前は公園にダニはいなかったのに、今ではどこでも注意が必要だと医師が警告している。

マダニに刺されると非常に危険です。マダニはライム病（ボレリア症）に感染する可能性があるためです。医療機関を受診する人の多くは予防治療を受けます。適切なタイミングで治療を受ければ、深刻な後遺症を回避できるからです。

ライム病は気づかれないまま数年後に発症するケースもあり、神経系から関節、心臓まで、体のあらゆる部位に影響を及ぼします。

「感染があるかどうか調べるために、ダニを持って来るよう人々に呼びかけています」とマリウポリSESの主任医師ゲオルギー・グサコフ氏は述べた。「シーズンが始まって以来、マリウポリではすでに30件の刺傷事件が記録されていますが、被害者がほとんどの場合まったく医療処置を求めていないため、この数字は完全ではありません。」

夏の到来が早まったため、ダニの活動も早くなっています。ダニは茂みや木の低い枝から獲物に飛びつくため、医師は茂みの中を歩くことを推奨していません。

人々は衣服にダニを持ち込むことで、都市部におけるダニ蔓延の一因となっています。森から公園や遊び場へ直行すると、危険な寄生虫が繁殖する可能性があります。森を歩いた後は衣服を必ずチェックするようにしましょう。ダニが衣服の折り目に潜んでいて、帰宅後に刺される可能性があるからです。さらに、医師は散歩のたびに動物の毛皮を注意深くチェックすることを勧めています。

森の中を歩く際は、長袖で首まで覆う襟付きの服を選ぶのがおすすめです。できれば開けた場所を歩くようにしましょう。ただし、ダニは小道沿いに集中する傾向があるので、注意が必要です。

ダニは匂いで獲物を感知するため、忌避剤でダニから身を守ることができます。ダニが好んで寄生する部位は、頭皮、脇の下、股間、肘、膝です。ダニの活動は4月～5月と9月～10月にピークを迎えますが、暖かい季節を通して攻撃能力を維持しています。