1歳～1歳半の子供といつ、何を、どのように遊べばいいのか？

当時3歳くらいだったオレチカは、「働くのが大好き！」とよく言いました。一体どういう意味だと思いますか？ きっと想像もつかないでしょう！ 遊びのことを言っていたんです！ 遊びはどんな子どもにとっても学びのプロセスだと、私たちはすでに話しました。ですから、オレチカが遊びを仕事と捉えていたのは正しかったのです。

1歳または2歳になり、日中に2回以上眠るようになった子どもの場合、活発に起きているのに最適な時間は、1回目の睡眠と2回目の睡眠の間、そして午後のおやつから夕食までの間です。1時間単位で考えると、おおよそ13:00から15:00、16:30から19～20:00までです。日中に1回しか眠らない子どもの場合、活発に起きている時間は9:00から12:00、そして15:00から16:00の昼寝の後、20:00から21:00までです。朝6:00から7:00に早起きする「ひばり」タイプの子どもは、朝食前に活動することもあります。

春と夏、子どもが眠っていない時は、新鮮な空気に触れさせてあげることが大切です。（外での遊びについては、散歩の時にお話しします。）次に、寒い時期や天気が悪い時など、家にいる時の子どもの覚醒状態について触れておきましょう。

家では、子どもは一人でも大人の指導の下でも遊ぶことができます。2歳の最初の数ヶ月は、子どもは遊びの中で、以前に学んだ動作を再現することがよくあります。人形に「餌をあげたり」「揺らしたり」「一緒に踊ったり」します。子どもたちは周囲のもの、特に大人の宿題を観察し、できる限りそれに参加します。同時に、遊びは子どもの総合的な発達に貢献し、個人的な経験を広げ、集中力、粘り強さ、目的意識といった肯定的な性格特性を育むのに役立ちます。徐々に、子どもが周囲で見ているものが遊びの中に現れ始めます。例えば、本を「読む」「着せ替えをする」「髪を梳かす」「部屋を掃除する」などです。これはいわゆる想像力豊かな遊びです。このような遊びには、人形、テディベア、ウサギ、猫などの動物、様々な大きさの皿、子どもがお風呂として使える箱、人形用のベッドなどが必要です。

体を動かす遊びには、カート、紐で引っ張る車、棒で車輪をつけて前に押せるおもちゃ（蝶や鳥など）が必要です。様々なサイズのボール、転がしたり投げたりできるボール、くぐり抜けられる輪、登れる箱などが必要です。

2歳を迎えると、子どもは運動能力の発達を続けます。様々なものに登ったり、階段を上ったり、大人の手を握って長いベンチを歩いたりと、たくさん登ります。子どもたちはボールを転がしたり投げたりするのが大好きで、投げた後は追いかけます。そして、大人を巻き込もうとすることがよくあります。幼いレシェンカ（1歳3ヶ月）は、大人のパートナーを「キャッチ」した後、ボールを投げてキャッチさせ、腕を広げて大人がボールを投げ返すのを待ちます。もちろん、まだキャッチの仕方は分かりませんが、大人がスイングして丁寧にボールを自分の手に渡すと、とても喜びます。特に、大人から「よくやった、レシェンカ！ボールをキャッチしたね！」と言われると、とても喜びます。

子どもたちは水遊びが大好きです。人形をお風呂に入れたり、ボートを漕いだり、水遊びをしたり。そしてお風呂に入っている間は、手で水をはねかえしたり、水遊びをするのが大好きです。

この年齢の子どもは、活発な遊びに加えて、立方体やピラミッド、ブロックを積み上げたり、棒や鉛筆を穴に差し込んだりするのが好きです。（コンセントに何かを差し込まないように注意してください！）これは、忍耐力を養うと同時に、微細運動能力を担う手の小さな筋肉を鍛える効果もあります。

この年齢の子どもは、大人の真似をするのが大好きです。例えば、お父さんの帽子やお母さんのブーツを履いたり、新聞（逆さまでも大丈夫、お父さんみたいに「読める！」）、ほうき（「掃除中！」）、ハンマーを手に取ったりします。特に子どもは、お母さんのバッグの中をひっかき回して、口紅、マスカラ、携帯電話などの小物を取り出すのが大好きです。イライラしてしまうかもしれませんが、我慢して自分の持ち物を「ひっかき回す」ようにしましょう。さらに、バッグから取り出すものには、それぞれに「何が入っているのか」「なぜ必要なのか」といったコメントを添えるのがおすすめです。このような落ち着いた遊びは、寝る前の子どもにとってとても役立ちます。

おもちゃの数は多すぎないように注意することが重要です。つまり、子供が遊んでいるおもちゃは、ゲーム中に子供の注意を惹きつけるのに十分な数でなければなりません。おもちゃが多すぎると、子供の注意は散漫になり、次から次へとおもちゃに手を伸ばし、結局何も終わらせなくなってしまいます。子供に与えるおもちゃは4つか5つで十分です。子供がおもちゃへの興味を失ったら、片付けて次のおもちゃセットを与え、このおもちゃはしばらく隠しておきます。例えば翌日、子供におもちゃを与えると、子供がそれを新しいおもちゃとして扱うのがわかるでしょう。この年齢の子供は、飽きることなくどんなゲームにも取り入れるお気に入りのおもちゃを持っているかもしれません。性別によって異なりますが、人形、テディベア、犬、車、あるいはおもちゃセット（例えばブロック）などが挙げられます。

一般的に、家庭ではおもちゃが箱の中に雑然と収納され、新しいものも古いものも、壊れているものも、ごちゃ混ぜになっています。お子さんを乱雑な状態に慣れさせたくない場合は、自由時間におもちゃを整理したり、修理したりしてみましょう。もちろん、お子さんにもこの作業を手伝ってもらいましょう！あなたにとっては仕事ですが、お子さんにとっては教育的な遊びであることを忘れないでください！

寝る時間になったら、遊びは活発なものから落ち着いたものへと切り替えましょう。本を読んだり、眺めたりするのが最適です。子どもはまだ本の扱い方を知らないということを覚えておくことが重要です。ですから、本を渡して「さあ、読んで」と言わないでください。子どものそばに座ったり、膝の上に座らせたりして、絵を見せながら文章を読んだり、絵に描かれているものを自分で想像したりしてあげましょう。同時に、本を破ったり投げたりしてはいけないことを子どもに言い聞かせてください。そうしないと、子どもは本を丁寧に扱うことを学べません。

子どもの自主的な遊びは、教育的に大きな価値があります。子どもは、機知、独創性、観察力、そして意志を発揮することができます。時にはスペースを空けなければならない場合（例えば、「レール」が部屋全体を横切っている場合など）、そうしてください。子どもの遊びが邪魔になり始めたら、しばらく介入して状況を有利に変えましょう。同時に、おもちゃで「邪魔」しているからといって、子どもを怒鳴ったり、蹴飛ばしたりしてはいけません。たとえ子どもが一人で長時間遊んでいて、あなたに何の迷惑もかけていなかったとしても、時折、遊びに介入して、正しい方向に導くべきです。例えば、女の子が人形で遊んでいる場合（寝かしつけたり、ご飯を食べさせたりしている時など）、こう声をかけましょう。「見て、お人形が病気だよ。体温計をあげて」。そして、娘さんに棒や鉛筆など、何か似たようなものを与えてあげましょう。 「注射して。水を飲ませて。車に乗ってお医者さんに連れて行って。」こうすることで、ゲームが広がり、新たな展開が生まれます。お子さんがブロックで何かを作っている場合は、隣に座って一緒に何かを組み立て、その後、組み立てたものを分解して、同じものを組み立てるように誘い、必要であれば手伝ってあげましょう。

正当な理由がない限り、子どもの遊びを邪魔するのは絶対に許されません。たとえ食事を与えたり、寝かしつけたり、散歩の準備をさせたりする必要があったとしても、子どもが遊びを最後までやり遂げられるよう、手伝ってあげなければなりません。何かを組み立てているなら、完成させるのを手伝ってあげましょう。機関車や車を運転しているなら、最終目的地がどこなのかを教えてあげましょう。列車を「運転」させて、最後の汽笛を鳴らして、食事に行かせましょう。「ここが終点です。機関車はここに着きます。運転士は汽笛を鳴らして、ドアを閉めて食堂へ食事に行ってください」と。すべてを正しく行えば、子どもは緊張したり、気まぐれになったりすることなく、食欲旺盛に食事をするでしょう。もしあなたが乱暴に遊びを邪魔すると、子どもは動揺し、泣き出し、おもちゃから離れようとせず、食欲も失ってしまいます。本当にそんなことが必要なのでしょうか？

そしてもう一つ。子供と遊ぶときは、必ず適度な時間配分を心がけましょう。子供が走ったり、笑ったり、飛び跳ねたりできるような活発な遊びは、日中や夕方に時間を確保する必要がありますが、就寝前は絶対に避けてください。そして、よくあることですが、大人の家族が仕事から帰ってきて、食事をしたり家事をしたりした後に子供と遊び始めると、子供はすぐに寝たくなります。もちろん、お父さんやおじいちゃんが赤ちゃんがいなくて寂しくて遊びたくなる気持ちはよく分かります。大人の皆さん！愛情は子供への丁寧な接し方で示されることを忘れないでください。寝る前に「乱暴に扱う」と、子供はよく眠れず、夜中に起きて泣いてしまい、遊びは子供にとって良いことではなく、むしろ害になります。静かな遊びをする方が良いでしょう。ブロックで何かを作ったり、本を読んだり、絵を描いたり、歌を歌ったりしましょう。寝る前は、走ったり、レスリングをしたり、ボクシングをしたり、サッカーをしたり、その他の「スポーツ」よりも、こうした遊びの方がずっと効果的です。