女性の上眼瞼形成術は、男性の場合とは大きく異なります。男性の場合、外科医は極めて慎重に手術を行う必要があります。通常、切開の外側縁は外眼角の付着部を超えてはいけません。切開が眼窩の外側縁を超えると、傷跡を化粧で隠すことができなくなります。外科医は、男性は化粧をしないことを常に念頭に置く必要があります。長期的には、たとえごく軽い傷跡であっても、何年も目立つ可能性があります。
まぶたのしわに関する外科医の作業は、男性と女性で大きく異なります。男性の場合、上まぶたのしわが深いのは禁忌です。女性らしく見えるだけでなく、男性の顔の印象を根本的に変えてしまうからです。男性はそんな風に見えません。現代社会の男性は、上まぶたの皮膚が少し余っていて、皮膚がやや波打っていて、まぶたの縁からわずか数ミリ上にまぶたのしわがある方が、最も美しく見えるのが一般的です。