コーヒー浣腸は健康増進に役立つ

クイーンズランド州のあるコーヒーショップでは、コーヒー浣腸という珍しい商品を購入できるのですが、この商品は人気で、すでに100セット以上購入されています。

コーヒー浣腸の有効性を科学的に実証するために、長年にわたり様々な疾患の治療にコーヒーを効果的に用いてきたシャーロット・ガーソンの著書が参考になりました。シャーロットは4年間、自身と心血管系に問題を抱える夫にコーヒー浣腸を施しました。著者が述べているように、コーヒー浣腸の好影響は数年間の定期的な使用によって現れるでしょう。

珍しいサービスを提供しているコーヒーショップのオーナーは、コーヒー浣腸は誰にでも効果があるわけではないものの、癌性腫瘍の進行を阻止する効果があったと指摘しています。また、コーヒー浣腸の効果は、飲み物の濃さや個人の体質によっても左右される可能性があります。

コーヒーが注目されるのは今回が初めてではありません。科学者たちはコーヒーの特性を何度も研究してきましたが、最近の研究の一つで、ある大学の専門家が興味深い結論を導き出しました。コーヒーは人生に対する姿勢に影響を与え、気分を高揚させるという結果が出ました。コーヒー愛好家は、世界をより楽観的に捉えるようになるのです。科学者たちは、高齢者2グループを対象にコーヒーの効果を調べた実験の結果、このような結論に至りました。

最初のグループでは、被験者は毎日カフェイン入りコーヒーを数杯飲むように指示され、もう一方のグループではカフェイン抜きの飲み物が提供されました。被験者は毎日、自身の健康状態と気分について報告しました。その結果、科学者たちは、カフェイン入りコーヒーを与えられた最初のグループの方が、人生に対する満足度が高く、人生で起こるあらゆることを肯定的に評価していることに気づきました。

ハーバード大学の科学者たちは、自殺傾向のある成人を対象に分析を行いました。この実験では、毎日数杯のコーヒーを飲む人と、全く飲まない人（またはカフェインレスコーヒーを好む人）が対象となりました。観察の結果、科学者たちは、1日に2～4杯のコーヒーを飲む人では、自殺傾向が2倍も少ないという結論に至りました。別の研究グループは、カフェイン入りコーヒーが女性のうつ病発症リスクを低下させることを指摘しました。また、ハーバード大学でも同様の研究が行われ、コーヒー愛好家はコーヒーを全く飲まない女性と比較して、うつ病発症リスクが15%低下することが示されました。

さらに専門家は、コーヒー中毒は薬物中毒に似ていると指摘しています。毎日のコーヒー摂取量を減らすと離脱症候群が現れるからです。しかし、妊娠、心臓病、あるいはコーヒーの摂取と相容れない出血があっても、コーヒーを断つことはできません。

米国の精神医学会はコーヒー中毒を現代の深刻な問題として認識しており、現在ではコーヒー中毒からの回復を支援することを目的としたセンターも存在します。

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