
18 January 2012, 17:42
平日、人は平均5時間41分デスクに座り、7時間を睡眠に費やしています。長時間デスクに座っていることは、身体の健康を害するだけでなく、精神的な健康にも悪影響を及ぼします。これは、ラフバラ大学(英国)の研究者、マイアン・ダンカン氏とシェリル・ハスラム氏が導き出した結論です。両氏は、英国心理学会の年次会議でこの研究結果を発表しました。
調査によると、調査対象となった50歳以下のオフィスワーカーの約70%が、推奨される身体活動量を満たしていなかった。この研究では、研究者らが2009年から2011年にかけて18ヶ月にわたり、産業保健従事者1,000人を対象に調査を行った。
研究者らは、研究参加者のライフスタイル、身体活動、および労働能力指数を分析した。参加者全員が、全般的な健康状態と仕事に対する姿勢(仕事への満足度、組織へのコミットメント、仕事へのモチベーション、禁煙の意思)に関する質問票に回答した。
調査の結果、次のようなこともわかりました。
- 仕事中に座っている時間が長い人は、仕事以外でも座りがちな生活を送る可能性が高くなります。
- 体格指数レベルと仕事時間の間には関連があります。
- 座りっぱなしの仕事は人の精神的な健康を損ないます。
現在、英国では他のヨーロッパ諸国と同様に、50歳以上の従業員が増加傾向にあります。座り仕事の割合が増加する中、科学者たちは従業員の健康、労働環境、そして精神的な幸福に注目しています。
ダンカン博士は、「現在、多くの組織でより多くの身体活動が求められています。スカイプやメールを使うのではなく、職場の同僚と直接会って話すなど、職場でもっと体を動かすことを推奨します」と述べました。
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