ウエストの広い男性は泌尿器系の病気にかかりやすい

ウエストサイズが100センチを超える男性は排尿の頻度が高いと、米国ウェイル・コーネル医科大学の専門家は言う。

この研究には、過去2年半にわたり膀胱・前立腺健康研究所に通院していた、中等度から重度の下部尿路症状を有する40歳から91歳の男性409名が参加しました。被験者の37.5%はウエスト周囲径が90cm未満、33.5%は90cmから99cm、29%は100cm以上でした。参加者は年齢別に各グループに均等に分布していましたが、最も肥満度が高かった70歳から79歳のグループを除きました。

ウエストの大きい男性は排尿回数が多いことが判明しました。最も体重の重いグループの参加者の39%、平均グループの参加者の27%、そして標準ウエストの参加者の16%が、24時間以内に8回以上排尿しました。また、ウエストが大きいことは、夜間に2回以上トイレに行くことと関連しており、肥満男性の44%、平均グループの参加者の29%、そして比較的痩せ型の男性の15%がこれを経験しました。ウエストの大きい男性は、勃起（それぞれ74.5%、50%、32%）と射精（それぞれ65%、40%、21%）の問題を訴える割合が高かったです。

高血圧（33.5、22、14.5％）、冠状動脈性心疾患（29、17、8％）、2型糖尿病（33、16、11％）、コレステロール（254、176、148 mg/dL）でも同様の傾向が見られました。

得られたデータに基づき、科学者たちはウエストサイズと泌尿器系、性機能、代謝、心血管系における様々な問題のリスク増加との関連性を分析しました。その結果、最も肥満度の高いグループは、他のグループよりも前立腺の問題を抱える可能性が39%高く、前立腺特異抗原（PSA）の上昇の可能性も他のグループよりも111%高いことが判明しました。

男性と女性の標準的なウエストサイズはどれくらいですか?

白人の成人女性の場合、ウエストサイズの上限は80cmとされています。80～87cmは健康リスクを示唆し、88cmを超える場合は減量を真剣に検討する必要があります。男性の場合、ウエストサイズは94cmまでが正常、94～101cmはリスク、102cm以上は高リスクとされています。

しかし、自分の体型が健康的な範囲内かどうかを判断する別の方法があります。さらに、「センチメートル」法と比べて、より信頼性が高いと考えられています。背の高い人にとっては普通でも、背の低い人にとっては大きすぎる場合があるからです。ちなみに、特別な方法は必要ありません。まっすぐに立ち、お腹の脂肪の塊を2本の指でつまむだけです。厚さが2cm以下であれば心配ありません。それ以上であれば、ダイエットの準備を始めましょう。