
14 June 2012, 13:09
世界保健機関はディーゼル排気ガスが肺がんや膀胱がんを引き起こすと結論付けている。
フランスのリヨンで行われたWHO会議に出席した専門家らは、ディーゼル排気ガスの吸入とがんの関連性を解明した世界中の科学者による最新の研究を1週間かけて研究した。
委員会は審議の結果、ディーゼル排気ガスの人体に対する危険性のレベルを「発がん性がある可能性が高い」から「確実に発がん性がある」に引き上げる必要があるとの結論に達した。
科学者たちは、ディーゼル排気ガスを吸い込むことでがんを発症するリスクは低いが、誰もが何らかの形でディーゼル排気ガスを吸い込んでいるため、受動喫煙と同じように扱うべきだと述べている。
最もリスクが高いのは、トラック運転手、自動車修理工場の整備士、重工業の労働者です。歩行者、船舶の乗客、自家用ディーゼル車の所有者はリスクは低いものの、依然としてリスクはあります。