男性はビデオゲームとポルノから絶滅する

スタンフォード大学の著名な教授は、人類が滅亡するのは巨大小惑星の衝突、壊滅的な津波、あるいは不可逆的な気候変動によるものではなく、コンピューターゲームやオンラインポルノへの過度の依存によるものだと論文に記している。

カリフォルニア州スタンフォード出身の79歳の心理学者、フィリップ・ジンバルドー氏は、コンピューターゲームを定期的にプレイする人は、自覚している以上に体に悪影響を与えていると考えている。ジンバルドー氏は、「若者はデジタルの世界であまりにも多くの時間を費やしています。ビデオゲーム、ポルノの視聴、オンラインテキストメッセージのやり取り、スポーツ観戦など、これらすべてを一人で行っています」と述べている。

ゲームや、ワールド・ワイド・ウェブ上に溢れるポルノへの依存は、「男性の負け犬世代」を生み出している。ジンバルドー博士によると、これらの趣味は若い男性を「デジタル孤立」に陥らせ、現実世界で正常に機能できず、女性と健全な関係を築くこともできなくなる。孤独なままでいる男性は早死にすると、同心理学者は書いている。

スタンフォード大学の心理学者はTEDトークの中で、この悲しいデータは年次公衆衛生調査の医学データによって裏付けられていると語った。暴力的なビデオゲーム中毒の人にとって、攻撃性の増加は切っても切れない関係になりつつあるというのだ。

オンラインポルノやビデオゲームの常習的消費者となることで、男性は孤独に慣れ、発達に遅れを取り、現実の生活に適応できなくなってしまう。これは、異性とのコミュニケーションは言うまでもなく、人間関係なしには考えられないことだ。ジンバルドーは、人間は社会的な動物であり、この特性を失うことで絶滅の運命にあると指摘する。

仮想現実が興奮を呼び起こすにつれ、学校、仕事、恋愛関係など、ある世代の生活が「ずれ始めている」と教授は書いている。